2014-02
和室のスパイス
昨日は築15年を超えた4LDKの賃貸マンションの施主検査でした。
新築時からの間取りが使いにくかったため、築15年ではありますが、間取りの変更まで伴う工事を行いました。間取りの変更を伴うときは、賃貸の場合、業界の方々はほぼみなさん一同に
「和室は人気がないので、リフォームするなら床はフローリングにした方がいいですよ!」
とアドバイスを下さるのですが、私どもはよく和室を1部屋は残すようにしています。(もちろんファミリータイプのマンションに限ります。) しかし今回は、洋室だった部屋を敢えて和室に仕上げました。なぜそんな事をしたのか? その理由は後日また間取図付でご説明させて頂きますが、本日は新たにつくった和室に効かせたちょっとしたスパイスをご紹介したかっただけなんです。
完成後のお部屋は全体的にこんな感じです。
奥の方につくった和室がこちらです。
写真だけでは雰囲気が伝わらずもどかしいのですが、今回効かせたスパイスがこちらです。
和室の襖の取っ手の部分。 白木の枠と相重なってとっても和やかな雰囲気を醸しだしています。とっても和むから和室なんですね~。和やかなのにどこか凛とした佇まいを感じさせる襖は、4代続く建具屋さんのデザインによる取っ手がポイントになっています。こんな小さな取っ手1つで雰囲気をガラッと変えてしまう職人技に感心しきりの検査でした。
マンションR in 野間
現在築年数も比較的新しい分譲マンションにお住まいの施主様に、初めにお会いした時のご要望が、「子供の足音が階下に響いていないかが心配なので、もし今住んでいるマンションが適当な価格で売れるのなら売却して中古の戸建を購入してリノベーションして住みたいんです…」でありました。私たちは不動産屋さんではないので、お付き合いのある不動産屋さんと一緒に中古の戸建をご紹介しながら、リノベーションでも階下への音の問題は解消できる旨をお伝えすると、現在お住まいのマンションの使い方を変えたいと奥様からいくつかイメージをお聞きすることが出来たので、後日私どもからプランを提案させて頂いたところ、大変気に入って下さり現在のお住まいをリノベーションすることになりました。その時に奥様の発せられた言葉が今でも印象に残っています。
「リノベーションで、そんなことまで出来るんですか!?」
と感嘆されておられました。その言葉を聞いて、きっとリノベーションの可能性をご存じないためるお客様は、まだまだ沢山おられるんだろうなぁ… リノベーションの可能性をもっと沢山の方にお伝えできれば、目の前のお客様のように喜んで頂けるもっと沢山のお客様のお役に立てるんだろうな… と感じました。
そんな風に始まった現場ですが、2月20日過ぎには完成予定です。写真は2/3(月)の時点での工事中の写真です。
下の写真の左右の壁を取っ払い、キッチンと2つのお部屋を1つの大空間につなげます。
左右の壁を取り払いました。
下の写真にみえるキッチンを移動します。
カウンターキッチンとし、元キッチンのあった場所には、奥様専用の書斎兼パントリーを併設。
書斎のなか (まだ照明器具がついてないので暗いですが)
右の壁を取り払う前のもう1つの洋室。収納力を高めることと、今お持ちの品々に合せて棚の高さを調整するなどオリジナルの収納を製作します。
収納力が倍になったクローゼットの中には、イケアの収納を取り付ける予定です。
2月20日過ぎの竣工が楽しみなお住まいです。お施主様に喜んで頂けますように!
徳永玲子さんの卓話
昨夜はお客様に誘われて異業種交流会に参加してきました。
同じテーブルにはTVで良く見かけるお顔が… 九州朝日放送の
徳永玲子さんでした。実際にお会いするのは初めてでしたが
とても綺麗な方でした。しかも礼儀正しく腰も低くて人間的に
素晴らしい人だなぁ~と直感しました。 記念にと思いお願い
したツーショットにも嫌な顔1つせずに付き合って頂けましたし、
何よりも率先して自ら参加者の皆さんにお酒を注いでおられた
あの姿勢には感服しました。
ほどなく定刻になり、初めに徳永玲子さんの卓話から始まり
ました。人に歴史ありと感じさせて頂けたお話でしたが、
実際に苦労されたんだろうなぁ…と思うような話なのに全く
暗さを感じさせずに明るい話に変えてしまう話術はさすが
でした。
徳永玲子さんといえば忘れてはならないのが朗読です。
本の内容自体とても良いお話でしたが、徳永さんの感情の
こもった語らいが加わることで、集った大人たちが涙して
いました。
本の題名は 「いのちをいただく」
実話をもとに書かれた本なんだそうです。
Youtubeでも徳永さんの朗読がアップされていましたので
紹介させて頂きます。