2014-09
粋なデザイン
先日ご下命頂いた外壁改修工事も無事完了しました。建物のタイル部分は高圧洗浄でキレイにして、塗装部分は塗り直しました。ただ塗り直すだけなら、どこのリフォーム会社でも出来ますが、弊社はひと工夫塗装部分に関しては、隠し味を加えています。
それは、○○○○○という塗装の技法です。
塗装する際に、職人さんにひと手間かけてもらうだけで、仕上がりに大きな差が出るんです。しかもそこにはデザイナーが介在しませんから、デザイン費も不要ですし、職人さんのコストも変わりません。
建築をよく知る方からしたら、
「そんな事ワザワザFacebookに書くような事じゃないよ、当たり前だろ!」
というお叱りの声がどこからか聞こえてきそうですが、仕上がりの風格が通常の塗装とは全く違います。
まさに職人の知恵によるデザインです。
東大寺を造った大工さんが、自分の墨つぼを、軒裏に置いたままにしていた…というのは有名なお話ですが、本物の職人さんと言うのは自分の事は公にはアピールしないんですね。隠れたところに、そっと自分の技術をさり気なくアピールするんですね。そこから「粋」って言葉は生まれたんじゃないだろうか…?と感じるのは僕だけでしょうか?
「粋なデザイン…」
ん?
どっかで聞いた気がする。
お施主様検査
本日、15時~南区のとある賃貸マンションのお施主様検査に出向いてきました。
築15年超えのファミリータイプの賃貸マンションのため、ローンもまだ15年以上残っているため、既存の設備や建具等、使用できるものは全て活用してリニューアルをさせて頂きました。
今回のリニューアルのポイントは、
・暗い部屋を明るく
・既存のキッチン活用+造作工事 による カウンターキッチンへの変更
・年頃を迎えたお子さんでも、必ず家族と1度は顔を合わせなければ自分の部屋へは辿りつけない間取り(動線)への変更
等々。
しかし長期空室の大きな原因の1つは、リビングの入口の天井の低さでした。リビングへ通じるドアを開けた途端に頭を打ちそうになるくらい低い天井は、お部屋を探している内見者にとってはそれだけで住むことをためらう理由になった事は想像に難くありませんでした。
今日の検査で、オーナー様も 「天井も高くなって圧迫感がなくなって気持ちが良いね~」 と仰られていました。
お部屋を探している方が内見さえして頂ければ、必ず気に入って頂ける仕上りになっていますので、お部屋を探している方、若しくはお部屋を探している方をご存じの方がおられましたら、ぜひともご紹介を賜ります様よろしくお願いします。
ビフォー
アフター
いかがでしょうか?
戸建の空き家の活用法を思案中です。
福岡市内の、とある駅の近くに建つ、築年数がかなり経過した一軒家。大家さんもご自身では住まわれておらず、空き家状態のため活用法はないものか?と相談を受けました。ただ、一般的なリフォームを施しただけでは差別化を図れず競合の空き家の中の1つに埋もれて最後は価格競争に巻き込まれてしまうと思うので、リノベーションを施して資産価値をあげる提案をしようと現在思案中であります。
ちなみに日本は今後戸建の空き家が急激に増える事が予想されており、同じような悩みを持つ大家さんが増える事が容易に予想されるので、その悩みに応えられるような答えがだせるような提案をしたいと考えています。