個人宅リノベ
竣工検査
今日は朝から大名にある分譲マンションのリノベーション後の竣工検査をお客様立会いの下行ってまいりました。お客様は福岡地場の老舗の大手工務店(農協系ではありません^^;)のリノベーション事業部。現役の現場監督や、上役の部長さんクラスまでお見えになっての竣工検査となりました。設計やデザイン事務所の検査とは違い、施工の品質に特に目を光らせての検査となりました。検査の優先順位は住む人が怪我などをされないよう、設置したものが崩れたり、倒壊しないか?に着眼し、安心・安全な住まいになっているか?を検査して頂きました。次に漏水等がおきて階下に迷惑がかからないか?、階下の住人に迷惑がかかるイコールお施主様が一番困る事なので、水廻り関係の接続等にも気を配り検査が行われました。次に住宅や設備が長持ちするような施工がされているか?なども検査して頂きました。
検査を通じて嬉しかったのは、日頃私どもが仕事で気を付けている点に、言わなくても気が付いて頂けたこと。安心、安全、漏水、長持ちなど、当たり前の事ですが、デザインのほうが目に見えて分かり易いため、本当はおろそかにしてほしくない箇所がおろそかにされているリノベーション事例が多い昨今、説明しなくても私たちの有する姿勢や技術を分かって下さるお客様から仕事を頂けたことが嬉しかったです。
また、上役の部長さんから、
「リノベーションの検査なのに、まるで新築の竣工検査のような段取りだね。これは気合入れて検査したくなるね。リノベーションの検査なのに、全員分のスリッパ、手袋、靴下まで揃えてあるのはすばらしい」
と検査開始時に仰って頂き、検査後には、
「手直しも軽微なものしかないし、問題ありません。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。」
と仰って頂くことができました^^
検査時に、靴下をはいたうえにスリッパを履き、手袋をはめて検査するのは、手垢や足裏の油分をお客様の品物であるお住まいにつけては失礼だとの想いからです。これからも当たり前のことを当たり前におこなっていく気持ちを忘れずに仕事をしてまいります。