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竣工検査(あじや様新宮保育園)
昨日15日の金曜日の午前中は、お弁当のあじや様が従業員さんのために自社で運営されている4店舗目の保育園の竣工検査に行ってきました。去年の12月に初めて保育園を出されてから、約1年で4店舗目のオープンとなり、そのうち3店舗も弊社で設計施工を請け負わせて頂きました。同社の従業員の大勢を占める主婦の方の抱える悩みを解決すベく、倉園社長は自社で保育園を運営することを決断。いつも社員の幸せのためを思い経営されている、尊敬する経営者の1人です。今日も竣工検査はそこそこに、私の経営相談に大半のお時間を割いて頂くことになってしまいました。
倉園社長、同社保育園運営責任者の岡田さん、あじや保育園新宮の園長先生とスタッフの皆さんで記念撮影。
写真に写っているサンタさんは、弊社スタッフ中村くんからあじやさんへのプレゼント。竣工検査前にそっと置かれていたプレゼントを見て、岡田さんをはじめ、園長さんやスタッフさんたちが「なにこれ~ かわいい~ 誰が置いたの~??」と大騒ぎ。中村くんからのプレゼントだと分かると、大変感動されていました。その感動ぶりは、私の表現力ではここで記すことができません。お客様への思いやりがカタチになった瞬間、私も褒められているようでとても嬉しかったです。
現在あじやさんでは、保育士の方を絶賛大募集中です。
その告知の補助になればと、倉園社長はインスタグラムも熱心に更新し続けておられます。写真撮影のアングルもこだわってます。
忘年会
先週の金曜日は弊社の忘年会でした。
社員の他にお取引先の方々も約20名ほど参加して下さり、一次会、二次会と大いに盛り上がりとても楽しい一時を過ごすことができました。
また、従来から弊社では経験者を募集しておりましたが、やっとご縁に恵まれて新たに一級建築士の資格を持つメンバーを仲間に迎えることができました。そして入社して5年が経過したMさんも、見事二級建築士の試験に合格する事ができました。しかも一発合格でした。おめでとう!
これで弊社は来年から
一級建築士 2名
二級建築士 4名
正社員8名中6人が国家資格を持つ会社として、お客様の想いをカタチにするために貢献して参ります。
忘年会とは全く関係ありませんが、いつも元気で笑顔が素敵なお客様からカードが届きました。その方は笑顔が絶えず、そのせいか運も大変よさそうなお客様なんです。しかも運が良くなりそうな、鮮やかな赤色をしたカードでした。これをお読み頂いている皆様にも福のお裾分けができれば…と願いつつ写真をアップさせて頂きます。
プロフェッショナルとしてお客様の一歩先へ
弊社の経営理念に、
「プロフェッショナルとしてお客様にとって最高の建築を提供します。」
という文言があります。いきなり固い話から始めてしまいましたが、実は今日改めて ”それが大切” と感じた出来事があったんです。
とある上場企業からのちょっとした試作品作成の依頼があり、今日TV電話でのミーティングがあるから出席してほしいと言われて出向いてきました。しかし会議は、参加者15名のうち、外国人が複数名出席するものでした。日本人の通訳の方も同席されましたが、私は現場サイドの通訳として出席させて頂きました。日本人の通訳の方の主導で外国の参加者に質疑を行うというカタチで会議は進みました。しかし、残念ながら通訳の方は出席者の日本人の方々の質問をそのまま英語に直訳して質疑を行われたため、1つの質疑のやりとりに長時間かかってしまい、ついつい横から出しゃばって口を挟んでしまいました。
私が口を挟んだシチュエーションの模様です。
オランダから技術者が来日し、その技術者の指導のもとで試作品を作るのですが、当日せっかくオランダから来られるのに、使用するネジやボルトが日本の規格外のものを使用するならば不測の事態が起こった時に日本で調達ができなくなるため、どのようなネジやボルトを使用して試作品を作るのか?というのが質問でした。また、それらのネジやボルトを締める工具なども、日本の規格外のものであれば同様の問題が起こるため、工具も一緒に持ってきてもらいたい…というようなことを伝える必要がありました。
この問題に関する質問は以下の問いから始まりました。なんと
「組み立て用のボルトやネジの規格はどのようなものですか?」
と出席されている日本人の方が発した言葉をそのまま直訳されたのです。
そういう質問をしてしまうと、聞かれた相手方は発せられた質問に対して回答しますから最終的にこちらが望む回答を得るまでに何度か不必要なやりとりが行われます。お互いが同じ言葉を話すならそれでも良いのですが、通訳を介すと混乱することが多いです。案の定話が本来望む回答とは別の方向へ進みだしてしまいました。出しゃばってもいけないかな~と感じながらも思わず、
「Excuse me can I interrupt? (すみません、ちょっといいですか?)」
と話に割り込み、オランダ人の方に
「私たちが危惧するのは、せっかくオランダから来られて日本の規格外の部材や工具を使用されることで試作品づくりが止まってしまうトラブルだけは避けたいと思っています。それら部材や工具は準備して頂けますか?」
と質問しました。すると彼は
「部材や工具はこちらの規格のものを使います。そんな事態にならぬよう、とにかくたくさん部材と工具はこちらから送りますから安心してください。」
との回答を頂きました。これでこの質問は終わりです。
やはり全体を俯瞰してみて、問題点に焦点をあてて解決を図れば通訳もスムーズです。全体を俯瞰し、問題点を見つける視野を持てば、殆どの業種でその業界の事に詳しくなくても通訳はできるな~と改めて思いだしました。(商社時代には海外出張にお客様を何組も同時にお連れして、通訳ばかりしていましたから。)
リノベーションも通訳も、やはりその道のプロフェッショナルとなりお客様の一歩先を行くことが仕事なんだと痛感した1日でした。