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進むキャッシュレス化
9月29日(土)の日経の記事で、訪日クルーズ船の九州への寄港シェアが50%から40%へ低下したという記事を見つけました。
シェアが減ったとは言っても、2018年上半期の日本全体への訪日クルーズ船の数が1027に対して、九州への寄港数は413。圧倒的なシェアを誇っています。
あと注目すべき数値は、訪日クルーズ船の全体数が前年同月比17のアップで、日本を訪れるクルーズ船の数は未だ増えているということ。
記事では、九州の訪日クルーズ船が多い理由について、なんといってもアジアとの距離の近さを謳っています。はじめて日本を訪れようと考える旅行客に、各国の旅行社は、距離が近く、価格も比較的安価に設定できる九州(特に福岡)を訪れるパッケージツアーを提供するからなんだそうです。
訪日観光客に関する別の記事では、日本にはスマホ決済のできる施設が少ないので不便だという中国人観光客のコメントが掲載されていました。
まだまだ日本では現金主義が根付いており、キャッシュレス化実現への道のりは遠いようです。
写真は、世界のキャッシュレス国ランキングTOP10。
そんな中、中国大手のIT企業アリババは同社のスマホ決済「支付宝(アリペイ)」の活用を推進する団体をJR九州と設立するとの記事を見つけました。まずは九州でキャッシュレスアイランドを目指すとのこと。自社の利用者を増やすために、中国人旅行者向けに九州の旅行案内等を案内し、九州を訪れるクルーズ船以外の訪日観光客を、2017年の4倍にあたる100万人超えを目指すそうです。
日本の観光立国への道のりは始まったばかり。シェアリングエコノミービジネスは、民泊を含めて始まったばかりのようです。