新たな25年に向けてスッキリと。ハッピー断捨離リノベーション♪(福岡市南区)

 

日々エネルギッシュにお仕事に取り組まれ、休日もアクティブに過ごされているY様ご夫妻。これまで、経営される美容室の店舗づくりや改装には力を注いで来られましたが、ご自宅については改めて考えてみる機会がなかったそうです。お部屋に住まわれて20年近くが経ち、またビル全体の外壁も経年劣化が目立ち始めていたため、そろそろ手を入れる時期かな、ということは頭の片隅にはあったものの、お仕事優先の毎日。そんな時、ビルに発生した突然の漏電アクシデントが、今回Y様がリノベーションを決断されるきっかけとなりました。

漏電は程なく解決したものの、室内の天井には原因調査時に開けた穴の跡が残り、補修工事が必要でした。ここで一度立ち止まってご自宅のことを考える機会を得たY様。当初は、該当箇所のみの工事予定でしたが、一気に、ビルの外壁補修・塗替え&室内のフルリノベーションの2つを並行して行うことをご決断。そして「新しい年を新しい住まいでゆったり過ごしたい!」というY様夫妻の新しい夢を叶えるべく、怒涛のお打合せがスタートしました。

バルコニーを除く室内は約55㎡の1LDK。ご夫婦のライフスタイルとお部屋のミスマッチ部分は「収納」と「動線」にありました。そこでリノベーションでは「適材適所に収納を確保」し、洗濯動線を中心に「暮らしの動線を整理」し、コンパクトな面積の中でも物が散らばらず「スッキリ広々と感じられて快適に住んで頂ける空間」いかに作るか、が設計の主眼となりました。

 

玄関

玄関で気になられていたのは、狭さと暗さ、収納不足でした。そこでリビング側の壁を移動させて、可能な限りスペースを確保すると同時に、トールサイズの下駄箱がすっきり納まるように計画しました。

下駄箱の片側にはミラー付きの扉を採用。照明や壁紙のトーンも上がり、玄関全体が広く感じられるようになりました。リビング側から漏れる明かりが一層広がりを感じさせます。玄関ドアもシートを貼って同じ色で合わせ、スタイリッシュに。照明は昼間でも反応する人感センサー付きで、消し忘れの問題も解決です♪

 

 

 

浴室・洗面室・ユーティリティースペース

「広いお風呂につかって寛ぎたい」というご主人の夢と「洗濯の家事動線を整えたい」という奥様のご希望を叶えるべく、元々キッチンがあった部分まで洗面所を広げました。

元々1014サイズだったお風呂は、1616サイズのラグジュアリーな広さになり、ホテルのような色合いと、照明の調光機能や暖房乾燥機能によって、よりリラックスできるものになりました。洗面台は広いカウンターを備え、洗剤やタオルも収納可能に。

 

また、以前は部屋干しの場所がなく、「洗濯物を洗う→干す→畳む→しまう→着る」という一連の動作のために洗面所とリビングと寝室を往復しなければいけなかったため、物が散乱しがちでした。今回は洗面所内に、洗濯機置き場+小さなユーティリティーコーナーが誕生。洗濯物を部屋干ししたり、タオルや部屋着やインナーを収納したり、アイロンをかけたりが、洗面所内で完結できるようになりました。掃除機を置くスペースもでき、「部屋がもう一つできたみたいで嬉しい」と奥様。

 

 

 

回遊型動線

以前はLDKから洗面・お風呂・トイレへ行くには、リビングのドアから一度玄関前の廊下に出る必要がありましたが、今回はキッチン側からも行ける回遊型の間取りに。帰宅後やお風呂上りにすぐキッチンへ行ったり、来客時にお客様の動線とご家族の動線を分けたりと、日々の動線が楽チンになりました。2つの出入口にはそれぞれに収納が可能な引込み戸も備え、普段は開けっ放しで使いやすく、来客時にはさッと隠してすっきり見せることができます♪

引込み戸をダブルで設ける場合、通常は壁の厚みがかなり必要になり、空間を圧迫してしまいます。今回は限られた広さの中で極力スリムに収まるよう、職人さんたちと頭を悩ませつつ、作り方を何度も打合せしながら工事を進めました。

 

 

 

キッチン

お料理好きのご夫妻にとって、元々のキッチンは180㎝幅と手狭で収納やパントリー機能も不足していました。置き家具の中に食器や調理道具、乾物や飲料など様々を収納するには限界があり、納まらなくなったモノが空間を圧迫していました。

 

そこで、キッチンは空間が許す限り広く、240㎝幅で引き出し収納の充実したシステムキッチンを採用。カップボードや家電収納もメーカー品を設置。トータルの収納量が格段にアップしました。

黒×白をベースにスタイリッシュに決めたキッチンまわり。ご主人が探されてきたスリムなワイングラスホルダーやお洒落なゴミ箱が、まるでオーダー品かのように見事に収まって、カッコいい空間になりました♪ 食洗機や高機能ガスコンロも取り入れ、これからのお料理がますます楽しくなりそうです♪

 

 

 

 

 

リビング・ダイニング

もともとのお部屋には、電話台兼下駄箱として廊下側とキッチン側から上下半分ずつ使う小さな収納が1つと寝室のクローゼットしかなく、収納の絶対量が不足していました。

そのため、掃除機や健康器具などよく使うもの、ストーブや扇風機をはじめとした季節物、旅行鞄などの時々使うもの、紙袋や日用品のストック、普段使いの鞄や帽子など、行き場を無くした物たちがLD空間に進出せざるを得ない状況でした。

そこで、LDの一角に幅広の収納を設けました。奥行も深いため、下の部分には季節家電や旅行鞄、ティッシュ等のストックが入ります。上の部分は思い出品などの収納に。中段はあえてオープンにして「帰宅後の鞄のチョイ置き場所」を造りました。鞄や帽子のほか、小さな棚には時計や眼鏡、アクセサリーやリモコンが置けます。コンセントも設け、スマホ等の充電も可能に。ごちゃごちゃしがちなエリアですが、来客時はロールスクリーンで隠すことができるので、空間がスッキリ整います。

 

 

トイレ

トイレもご夫妻のセンスでスタイリッシュ×キュートに生まれ変わりました♪ CFシートもオシャレですね。 

 

 

 

寝室・クローク

もともと寝室には扉付きのクローゼットがありましたが、仕事柄、衣装を沢山お持ちだったY様のお悩みは収納不足。箪笥2竿と独立型の洋服掛けも必要で、寝室は狭く感じられていました。

そこで、クローゼットは扉を無くし、ハンガーパイプや枕棚の位置を調整して、内部を最大限に活用できるようにしました。同時に、空間が広く感じられるよう「収納」と「就寝」のエリアを緩く分ける間仕切壁を立ててひと工夫。また、LDと寝室の間は背の低い引き違い戸で仕切られていましたが、LDから1枚の壁のようにスッキリ見えるよう、建具の高さを梁下いっぱいまでとしました。上吊りのため、大きさの割に動作もスムースに。扉を引くと見えるアクセントクロスが、空間のスパイスになっています。

窓にはスッキリ感重視でブラインドを採用しました。よく見るとエイジング加工がなされており、ニュアンスのあるやさしい風合いになっています。時間と共に移ろう光が綺麗ですね♪

 

 

 

完成

こうして完成したおうちは、ご主人の好きな白×黒テイストに、奥様の好きなナチュラル感が調和し、スタイリッシュでありながら、ホッとする柔らかな空間になりました。光が沢山入る明るい住まい。奥様の好きな観葉植物が入ると、グリーンが空間をさらに豊かにしてくれそうです♪

「以前と同じ面積とは思えないくらい、どの場所に居ても広々と感じられる」とご主人。限られた面積の中に沢山の要素を詰め込んだ今回のリノベーションでは、設計段階の緻密な検討と現場での強い緊張感が伴いましたが、本当に嬉しい限りです。ご協力いただいた職人さんたちに感謝感謝です♪

 

暮らしの棚卸しと新しいスタート

「50才を迎えた節目でのリノベーションは、自分たちの暮らしと向き合う楽しい機会となり、この先四半世紀の暮らし方を考える良い機会にもなりました」と奥様。工事が決まると、ご夫妻でかなり大胆な「断捨離」を実行されたそうです。モノを長く大切に使われるY様ですが、今のライフスタイルや好みに合わなくなったものは手放し、この先も長く使いたいものが残されました。また、必要最低限の持ち物だけを携えてスタートした仮住まい先での生活も「これだけで十分生活できる」と実感する機会となり、断捨離に拍車がかかったそうです。

収納の配置動線の整理と断捨離の相乗効果で、すがすがしい空気にあふれたY様邸。お酒とお料理やゴルフを人と楽しむことが大好きなご夫妻は、これまでも社員さんやご友人と集まられることが多かったそうですが、今後コロナ禍が落ち着くと、ご自宅を舞台にしたホームパーティも増えそうですね。

新たな25年の始まりにリニューアルした住まいで、新生活のスタート。ご夫妻を中心にたくさんの人の笑顔が集まる、そんなハッピーな住まいの姿が見えるようで、ワクワクして来ます♪ Y様ご夫妻、これからもますます素敵なご活躍を祈念いたしております!(松隈)

 

施工中の様子はこちらから>>>

 

マンション・リノベーション

エリア:福岡市南区

タイプ:マンション 持ちビル

構造:鉄筋コンクリート造

専有面積:55㎡

築年月日:1992年

施工完了日:2020年12月

施工箇所:フルリノベーション

工期:40日間

施工費用:非公開

施工前の間取り:1LDK

施工後の間取り:1LDK

施工後家賃:持ちビル

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