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長期金利上昇が止まらない

一昨日の10月4日(木)も、長期金利(10年国債利回)が、0.135%から0.155%に0.02%(上昇率14.8%)も1日で急上昇しました。
約3ヶ月前の6月末に0.02%と比較すると、たったの3ヶ月で775%もアップしています。3ヶ月で7倍です。
日銀の黒田総裁は、長期金利を0.2%まで認める発言をしました。実質黒田総裁が公約してきたインフレ率2%の目標達成をあきらめた宣言だともとれますね。日銀の異次元緩和の財政出動による国債やETFの買い入れでは、大企業と一部のお金持ちだけにしか富の配分もなく、世間一般は景気回復を実感できないまま、アベノミクスも3期目に入りました。その証拠に、昨日大手牛丼チェーンの吉野家も6期ぶり?の赤字。それでも値上げが出来ないのは、世間のデフレ圧力は根強く値上げなどしようものなら蜘蛛の子を散らすようにお店に閑古鳥が鳴く状況に陥ることが分かっているから。吉野家の社長も会見で、「それでも値上げはしない。」と断言していました。それだけ消費者は値段に厳しいということなんだと思います。
長く続いたゼロ金利政策の副作用で、本来金利を貸し付けて稼ぐ地銀の3分の1が赤字に陥り悲鳴をあげています。今後の金利の同行は誰にも予測はできませんが、急激なインフレに陥らないことを願うばかりです。まぁ日本は新興国のように他国の資本で経済が回っているわけでもなく、国の借金が1000兆円あっても他国から借金をしているわけではないので、パニックになることはないでしょうけど長期金利が急激にあがると不景気になるので、そうならないことを願うばかりです。

2018-10-06 | Category: 未分類